スマートシティについて色々と調べてみた1(クリーンテクノロジー編)
今まで色々と不動産系について話してきましたけど、
やっぱり快適な住環境には快適な都市が必要不可欠になります。
「おしゃれ」「空気が綺麗」「お店が沢山」といった街そのものの魅力もとても重要ですけど、安心や安全といった部分もとても重要です。
日本は国民性や教育のお陰で除外国に比べて治安が悪いわけではありませんが、それでも事故や事件といったトラブルは毎日おきています。
そのために法整備や警察があるわけですが、今だとAIやセンシングによって大分抑制できるアプローチが確立してきました。
そういった技術を街に導入し進化した街を「スマートシティ」と呼ばれています。
ここは20の指標を元に世界中の大都市のスマートシティ度をランキングした結果を報告しています。嬉しいことに我が国の東京都も6位としてランクインしています。
とりわけ数値が高いのがスマートパーキングとWi-Fiの充実度ですね。車も持っていなくて京都市在住なので実感はないですが、東京のパーキングエリアって、かなり充実してるんですね。
個人的に気になったのが上位20をみても欧州の割合が高いところです。これは住宅方面と同じ現象ですね。今はアメリカが大分追い上げていますが、住宅性能や情報の透明化など、この住まいという方向性において欧州は長年高い評価を得てきました。スマートシティのレベルも高いのも、そういった背景が関係しているんでしょうね。
この中でも、個人的に面白いな!日本でも確立してほしいな!って思う事例について紹介していきます。全部紹介すると長いのでジャンルごとに分けていくことにします。今回はクリーンテクノロジー方面です。
クリーンテクノロジーは、エネルギー削減や自動車最適化によって大気汚染物質の削減を目的としているものです。
大気汚染物質を排出する主な原因は、自動車とエネルギー生成のための工場によって排出されているものです。これらの抑制のために情報技術を使っている事例を紹介します。
コペンハーゲン(デンマーク)
先のランキングで一位評価だったコペンハーゲン市
街中にWi-Fiが設置されており、それを通じて自転車・自動車の位置情報を取得しています。位置情報を通じて渋滞の改善を行いトータルの自動車稼働時間の削減を行っています。あと、この位置情報を使って照明や信号機の消費電力も削減しているみたいです。人が来たら起動して、人がいなくなったらオフってな具合に。
それと、自転車の使用も推進していて移動の40%が自転車みたいです。たぶんシェアリングも盛んなんでしょうね。
シンガポール
先のランキングで2位になってましたね。
Smart Nation 2025というプロジェクトでスマートシティを作り上げています。
個人的にいいなと思ったのが「BeeLine Singapore」というシステムです。シンガポールはカメラを利用することで、街の各所にいる人の人間の現在地が把握できるようになってます。そのため、公共交通機関の最適化が可能になります。
日本だと完全に時間帯に依存していて多い少ないにかかわらずダイヤ通り動きますが、シンガポールだと間引くところは間引きエネルギーを削減しているようです。逆に人が足りていないような場所には率先して台数を増やすこともしているようです。移動する人数は同じでも上手く行けばエネルギーが削減できそうですね!
あと、収集している情報が情報なだけにセキュリティに対しても力入れているようです。
個人的に驚いたのがオープンデータの有償での提供です。実は日本でも起きてる問題なのですがオープンデータを公開するのはいいんですが技術利用が面倒な形式になっていることが多いんですね。シンガポールは有償にするこで、この問題を対処しようとしているようです。
今回は、クリーンテクノロジーを主とした事例を紹介してきましたが、スマートシティはコレ以外にも防災や防犯など様々なところに介入しているものが有ります。そこらの話は別の記事でまとめます!