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【書評】転職と副業のかけ算

 

 

転職と副業のかけ算 生涯年収を最大化する生き方

転職と副業のかけ算 生涯年収を最大化する生き方

 

 

 

  1. 個人で稼ぐサラリーマンが本当の安定を手に入れる時代
    現代の大企業信仰がいかに危険かを話しています。単純にサラリーマンの収入だけでなく、副業の重要性について説いています。加えて、サラリーマンとして逃げられない(転職)できないことの危険性についても書かれています。ここを序章として、転職と副業について展開していきます。

  2. 年収240万の地方ホームセンターを選んだ理由
    motoさんの家庭環境から進学、就職活動について話しています。お父様が幼少期から、お金の稼ぎ方について考えさせる環境ということもあり、小学生で転売屋をやってのけるバイタルある小学生だったようです。高校生のころも転売屋で幅をさらに広げ、そこらの正社員なみに稼いでいたそうです。小さいときから凄まじい活動力ということもあり、就職活動もパンピー学生ならしないような方法をとっていました。凄まじい行動力と執着力だと思います。最終的に、よりお金を稼ぐために普通の人間よりも早く社会にでて、かつ成果を出しやすい地方ホームセンターに行くという選択をしました。


  3. 地方のホームセンターやリクルートで学んだ成果に繋がる働き方
    挑戦的で行動的な姿勢によって同期をごぼう抜きしてスキルアップした話です。スキルアップしていく過程で過去の会社で学んだことについて話しています。リクルートで学んだと書かれてた自分を経営者としてセルフマネジメントを行う「自分株式会社」の考え方は面白かったです。副業、本業、スキルアップ、食費や生活費など今後の発展の解像度を上げたときに何におかねをかけるべきなのか当たり前ですが整理して動くのは大事なことです。

  4. 4度の転職で年収を上げた転職術
    自分の市場をいかにして上げるのかについて書かれています。考え方動き方が非常に勉強になりました。自分のやっている業務がなぜ行われているのか?なぜそれが必要とされるのか?なぜなぜ論法で解像度を高くしていって最終的に会社の戦略にまでレイヤを上げていくことの重要性について話しています。それによって自分がどのような行動をとるべきなのかがわかるようになります。
    市場として自分の価値を把握する方法として転職エージェントを使う方法について話しています。転職エージェントの受けがいい人=市場の需要が高い人なのでmotoさん自身もエージェントを使って自分の需要を調査しています。
    また、求人サイトをつかった情報収集術についても、ここで書かれていました。世間的にこれ以上の年収を持つ人は、スキルセットとして何を持っているか見つけられます。見つけられたら、何がスキルセットとして自分に必要になるのかを発見して得られるようにスキルアップします。
    そこから業界移動による年収アップについても書かれています。年収は職種よりも業界に依存するという事実をもとに職種のスペシャリトとして年収の高い業界に移動するというmotoさんも実際に使っている方法です。確かに出世するより効果的な方法です。

  5. 本業を生かして稼ぐサラリーマンの副業
    ここではどうして副業するメリットがあるのか、そのためにどんなタイプの副業があるのか、motoさんがどんな考えで今の領域で副業を始めたのかを書いています。その中で、自分の人生の何が世の中のアウトプットとして需要があるのかを発見し、その第一人者的な存在になる活動をすべきかの重要性について話しています。

  6. 生涯年収を最大化する生き方
    転職と副業のかけ算とはなんぞやというタイトル回収のはなしをここでします。つまり、単純に副業にするのではなく本業は副業に、副業は本業に還元できることをやりましょう。そうすることでパフォーマンス良く成果をあげられます。

 

総括

入社1年目なので転職する予定は全くありませんが、年収を上げるための考え方や仕事に対しての取り組み方、(よく聞く話ですが)行動力・執着力の重要性は非常に勉強になりました。特に会社の戦略から本部→部→課に落とし込んで会社の方向性のために何をすべきか解像度を調整するという考え方は非常に合理的な方法なので私も試していきます。

 

しくじり地方 ~徳島市阿波おどり~

しくじり地方シリーズ第2回を御覧いただきありがとうございます。

コメント全部読ませていただいてます。気になる点や取り上げてほしい点など、とても勉強になっているので、今後もドシドシお願いします。

見ていない方は下記のリンクの動画を見てからだと記事が楽しくなると思います。

www.youtube.com

しくじり地方やるようになった背景は以下の別記事に書いてるので、それを読んでもらえるとわかりやすいです。

yutarou-world.hatenablog.com

 

お詫び

前回までエンコードに使っていたマシンが故障してしまったので、エンコードに問題がある状態となってます。エンコードがうまくいき次第、動画を上げなおそうと思っています。

 

 

本編

今回、阿波おどりを取り上げた理由として、動画の中でも話しましたが、地域ごとの伝統行事を継続させることが、その市町村の強みだと私は考えているからなんですね。当然のことじゃないかと思われる方もいますが、これがとても難しい。面白みのある行事をやってる所でも引き継ぎの人がいないとか、費用の問題だったりとか、内部トラブルとかで終了することも多いのです。

 

今回とりあげた徳島市も赤字の問題と動画内では解説していますが、実際のところは内部のいざこざとか利権関係から起きた問題だと僕は考えています。動画のコメント欄にも徳島新聞の事についてコメントしてくださっている方が何人かいらっしゃいました。この動画を投稿する過程で、当然このトラブルに関するあらゆる記事やニュースに目を通しています。その中に徳島新聞社のことはひとしきり調べています。しかし、全てにおいて一方的な言い分だったりとか、状況的な話しか無いんですよ。なので、ここから話すこともあくまで僕の主観なのであしからず。

 

動画内でも匂わせて言いましたが、あのレベルの累積赤字に何十年も気づかなかったなんてことはあり得ないですよ。それぞれの組織がわかった上で赤字を出し続けていたと考えるのが自然なわけです。徳島新聞社を批判した記事の多くは、観光協会側のチケットや手数料から大きな収益を上げていたという発言を取り上げています。新聞社側の意見では、まったくもって正当でむしろ無理をしてるみたいなことを言ってますが、実際には大きな利益を上げている可能性も十分高いと考えられます。なぜなら、毎年それで旨味をもらえるのなら主催している観光協会を叩く理由にはならないからです。それ以外にも、これまでの市長・市議会や振興協会といった場所に属する人間が気づかないわけないことを考えると、予算とか権利とか何かしらの旨味がないと、累積赤字を出し続けてる観光協会で長年継続させ続けるなんて有り得ないんですよ。

しかし、他の側面からの意見や、それを踏まえた僕の考えも裏付けが現状ありません。たしかにこう考えるのがパズルとして自然ですが、本当にそうだと断言できません。各方面の意見を事実考え、今回の阿波おどり騒動の全体像を動画内で話すことも考えはしましたが、そうなってしまうと裏付けのない曖昧な事実を動画で事実のように説明することになってしまうので、最悪名誉毀損になる可能性もありあます。加えて、話の方向的も落ちが付きにくくなってしまうので、明確に裏取りが取れて報告書もでてる観光協会をメインに動画を作りました。

そうすればとりあえず、事実を語っているので名誉毀損にもならないですし、第3セクターの危険性、独断専行の危険性についても話すことも出来ます。改革を推進した遠藤市長を紹介することも出来ます。

 

まあなので、僕は当面は遠藤市長と阿波踊りとufo tableを押していきます。

田端藤田の生討論でどうしてムカムカしたのか考えてみた

今日の午前1時から3時まで開催された田端藤田の生討論をリアルタイムで視聴してました。

abema.tv

 

Twitterで色々と書いたんですが書き足りないので今回記事にしました。

 

 

 

 

番組側の問題

本来こういう議論系のものは、議論する2グループ+司会の中立者で進んでいきます。しかし、視聴された方なら分かると思いますが途中から司会の竹山さんが中立を抜け出し、藤田さんVS田端さん&竹山さんの構図になっていました。竹山さんに火がついた理由も流れを見たらわからなくもないですが、それにしたって本末転倒なような気がします。今回竹山さんは中立の司会者という立場なわけですから、議論が円滑に進むように誘導すべきでした。結果として田端さんと藤田さんの議論が飛んでいき変なところで時間が使われたように思えます。

あと、番組が変に介入しすぎたのも無難な終わり方しか出来なかった原因だと思います。今回番組は、議論が展開しすぎないようにするために議題を提示してパネルディスカッションのように議論を進めていきました。しかし、結果的にそれが議論を中途半端なところで終わらせてしまいました。Twitterのバズりを見ればわかりますが、あれは両者の純粋な議論を楽しんでいたがゆえにバズりました。番組側も本来は、それを思う存分してもらいたいという目的があって開いたわけなんですから、それを抑える方向に持っていくのは本末転倒のように思います。

 

藤田さん側の問題

たぶん結構な人がここに苛立った人がおおかったんじゃないでしょうか?田端さんも議論中萎えていたみたいです。Twitterで藤田さんの発言を追っていた身としては「理想主義者で現実的に厳しいが、恵まれない人に手を差し伸べている善人」という印象でした。しかし、今回の議論を見て考えを変えました。この人は、「富裕層から金を奪いたいだけの人」なのだと思います。

終始富裕層の税率を上げて税収を増やして困っている人に回せと言っていましたが、富裕層も1人間なことを忘れています。下の人が困っているからという理由でお金を自分たちだけが取られる理由に納得するわけがないです。社会福祉にしても実際費用が足りなくて無くなったら困るのは事実ですが、薬費用の無駄遣いや外国人への適用、不正受給など浪費となる部分はいくらでもあります。そういう中身の話をせずに「税率上げろ」「時給上げろ」とかbotみたいに言っても説得性にかけます。

この税収の話もそうですが、NPOの活動や政治の話、いるかいないかわからないゾゾの派遣社員の話も含めて、藤田さんは貧困者をなくすために活動しているようには見えないんですよね。貧困者をなくすんだったら社会福祉や教育・思想含めて色々と改革していく必要があるのに、そこに目をつぶってシンプルにお金を与え続けてどうにかするしかしていない。たしかに、そういう活動は必要だけど、そんな事をしたってイタチごっこで世の中は変わらないでしょう。議論中あれこれ理由をつけて政治への介入は難しいとか言ってたけど、僕からすると言い訳にしか見えませんでした。

 

 

田端さん側の問題

ガタイが良すぎて画面を占有しすぎのように思えました

 

しくじり地方 ~青森市アウガ~

動画を見てきてくださった方は有難うございます。

記事を最初に見た方は、最初に以下の動画を見てからだと話がスムーズになると思います。

 

www.youtube.com

 

 ↓PDF資料

しくじり地方シリーズ - Google ドライブ

 

 それと、なんでこういう事を始めようと思ったかは別記事の方で書いてるので、そちらを読んでもらうのがスッキリすると思います。

yutarou-world.hatenablog.com

 

それでは、まずなんで一発目に青森市アウガを選んだのかなのですが、私が学生時代に受験勉強でお世話になったのが福井県のAOSSAという施設だからなのです。

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(wikipedia引用)

AOSSAは福井市福井駅前にある大型施設で福井県版のアウガだと思ってもらえれば分かりやすいと思います。実際、AOSSAはアウガをモデルに再開発されたビルで構成も似たような感じです。

ただ、違うところがあるとすれば複合施設として継続しているかという点です。黒字かどうかはわからなかったですが、AOSSAは今でも1F〜3Fまでの商業施設部分がオープンしています。1利用者として使っていたものの感想としては、商業部分がわりと利用されていた理由として大衆向けの商品を扱っているショップが多かったのがあると思ってます。100円ショップのセリアやリーズナブルな洋服を買える店など、そこまで人を選ばないものが選ばれて設置されてたのと周りにそういったものが無かったのが大きいと感じました。

ただ、アウガに出店していた店のラインナップを見ても、そこまで違いが無いことから、やはりそもそもの人数に無理があったのだと思います。

実際、一日の青森駅福井駅の利用者数には大きな開きがあります。

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各駅の乗車人員 2017年度 ベスト100以外(3):JR東日本

 

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https://storestrategy.jp/?category=1&pref=19&order=D7

 

そういう所から考えると、コンパクトシティ化に失敗したことがアウガ失敗に直結しているのは自然な話です。

その点から考えると、コンパクトシティ化の成功ありきでアウガの建築・開業を開始してしまったのが失敗だったのかもしれません。というか、動画でも言いましたが、アウガそのものがコンパクトシティ化の要みたいな扱いっぽかったです。よくよく考えると、良い施設があるくらいで人が引っ越すのはおかしいよねって話です。引っ越すにしても金かかるわけだし、それなら車で必要なときに行けばいいやってなるのが普通です。コンパクトシティ化の目処がたった段階でアウガの建造を開始すれば、これほど切迫した状態になることは無かったのかもしれません。

 

実際、アウガ建設前後で色々と揉めていた?みたいな話はネット上の情報だけではありますが、いくつかのページで見受けられます。

 

 

 

色々な情報から総括すると、

確かに佐々木市長やコンパクトシティアウガ関係者の方は「青森市」の事を考えてはいたのかもしれません。だからこそ、パフォーマンスの良い形態や、それに伴う活動をいち早く行っていたのだと思います。ただ、「青森市民」の事を考えていなかったのが致命的だったのだと思います。市民のことを考えていれば、引っ越しすることがどれほど大変か、市民が何を求めているかがわかったと思います。街は人で成り立っているわけで、その街を変革する以上、人を説得する必要があるのは当然の話です。それが甘かったがために、街は変革でき無かったのだと思います。アウガの残した爪痕は大きいですが、同じ失敗を繰り返さずに発展してほしいです。

 

 

しくじり地方シリーズはじめました

もともと、このブログを始めたのは単純な情報発信及び、自己紹介というのがきっかけでした。その中で、僕の考え方とかを発信していきたいな〜というのが理由だったわけです。なので、ブログだけじゃなくてSNSをやっていろいろと発信してたんですね。

ただ、途中思ったわけです。

「これ有象無象の一つじゃね??」

個人的に、今の教育だったりとか社会システムとかが不満がいっぱいなわけです。なので、それを多少なりとも良い方向に持っていけるよう色々と活動してたんですね。ブログとSNS活動もその一環でやったわけなんですが、やっぱりパフォーマンスが悪いです。発言頻度や発言内容が研究不足なのも否めないけど、文字媒体での発信がやっぱり飽和しすぎて、よほど突出したことをしないとインフルエンサーにならないんですよね。

 

そんなときに偶然見たのがゆっくり解説シリーズ!

昔は東方興味なくて見てなかったんですけど(今も興味ありません)、気になってみてみたら面白いんですよね。構成だったりターゲットが千差万別で、クリエイターの調整次第で別の方向で情報を発信できると思いました。

不動産周りや地方創生まわりの内容って、内容が内容なので記事を読んでくれる人の年齢層が当然高くなります。ただ、やっぱり後々のことを考えると重要なのは若い世代なので、若い世代に伝えられる手段が欲しかったんですよ。今の若い人って毎日必ずyoutubeやティック・トックやるくらい動画好きなので、そういった層で見てくれる人がいて、考え方を変えてくれたら嬉しい話です。

 

そういうわけで発信手段をゆっくり解説動画にしたわけなんですけど、それでなんでこの題材(しくじり地方)というのにしたのかというと、各地方の方に警戒心を持ってもらいたかったからなんですね。地方創生の成功事例って探せばたくさんあると思うんですよ。書籍だったり、Webサイトだったり、TVだったりとか、それで割と起こってるのが安易な考えで成功例をまねて失敗するという話を結構聞くんですね。

失敗は成功の元といいますが、規模の大きい失敗は後の成功すら消し去ります。なので、可能な限り失敗を抑制する必要があります。木山さんを始めとする地方創生のアドバイザーとかが書籍やネット記事・SNSで情報を発信するわけなんですけど、やっぱりそれでも色んな所で阿鼻叫喚を聞くので、やっぱり情報発信の手数足りないのだと思います。なので、ワタシは動画好きの若い世代+東方好きの子供+地方創生に興味あるその他の人くらいをターゲットに意識改革をできたらと思ってます。

 

 

ですので、今後のブログ記事の内容としては、今までの行きました系、作りました系、しくじり地方シリーズになると思います。

以上、今後ともよろしくおねがいします!!

 

【感想】ルポ 地域創生 ~なぜヨーロッパのまちは元気なのか~

都市発展のに関しての本やネット記事はいくつか目を通しているのですが、個人的にとても面白く勉強になったので、今回記事にしてみました。

 

概要

スマートシティや不動産テックの発展具合を見ての通り、事暮らしにおいて欧州・アメリカは日本よりも全体的に徹底しています。こういう技術的に介入が積極的に行われている背景として、住人が自分たちの街に誇りを持っているということが挙げられます。そのため、欧州やアメリカの都市を回った人がよく言う感想として「街自体がとていも元気」というのがよく出てきます。

こういう前向きな感情があるからこそ、街が活気あるものになり、より良いものにしていこうと暮らしに関する新しい技術が介入しやすい環境が出来上がっています。

ただ、欧州やアメリカの都市の全部が全部賑わっているわけではないです。今、賑わっている都市が賑わった要因として、元から世界遺産や産業が有ったから賑わった都市もありますが、住人たちが自身たちで立ち上げ、発展させていったものもあります。

この書籍では、後者の事例を対象に取り上げ、実際に元は落ちぶれていた街が自分たちの街の強みをつくって、誇りを持ち、発展させていった事例について紹介しています。また、その成功事例に近い日本の成功事例や、どう改善していったら日本で出来るかについて解説しています。

 

 

感想

シンプルに面白かったです!海外の事例や日本の最新の事例など勉強になりました!!

木下さんがちょっと前に出した「福岡市が地方最強の都市になった理由」や

www.php.co.jp

他の方の地方創生系の記事でも言われていることですが、基本的に真似事をやったとしても地方が活性化することはないですよね。テナントビルを作ろうが、商業施設をつくろうが、インフラの充実度がもとより上がったとしても、お金を持っている都会に勝つことは不可能だからです。

この書籍でも同じことを言っていて、やっぱり独自で模索して「他の地域にない特性」をつくって「自分たちが好きになる」街を作っていました。

僕が今まで地方創生としてイメージしていたのが世界遺産とかアニメの聖地、きれいな景色といった観光名所などの「自他ともにわかる魅力」をもっている街だったんですね。

やっぱり色々な方の書籍や記事を読んで思ったのは、国に依存しない経済基盤を持っているかどうかで教育や仕事、インフラなどに投資できるパワーがあるかどうかが、住んでくれるかどうでかなり重要という事です。よく聞く限界集落や消滅可能性都市も消滅する最初の要因として仕事や教育の不十分さを聞きます。そういった市町村に生まれた若人は、満足した教育、仕事、インフラを享受するために都会に出ていきます。

ただ、あくまでこれは必要条件なだけで、それなりに充実していったら、そこからは各地域の相性のように感じます。だからこそ、自分の街に誇りを持てるようなものを持てるようなものを作る必要なんだと思います。この書籍でも地熱発電について触れているところがあって、地元の人が最初は抵抗があって導入するのを嫌がってた地熱発電を、街の勢いをつけるために相談に相談を重ねて設置したという話があります。それがきっかけで、誇りや勢いがつくようになって現在進行系で発展させてるみたいです。観光名所が出来て世間的に有名になって人が来ることも大事ですが、それよりもまず既に住んでいる人が誇りを持てるような事業なり行事等を持つことが何よりも大切なのだと、この書籍を読んで考えるようになりました。

スマートシティについて色々と調べてみた1(クリーンテクノロジー編)

今まで色々と不動産系について話してきましたけど、

やっぱり快適な住環境には快適な都市が必要不可欠になります。

「おしゃれ」「空気が綺麗」「お店が沢山」といった街そのものの魅力もとても重要ですけど、安心や安全といった部分もとても重要です。

 

日本は国民性や教育のお陰で除外国に比べて治安が悪いわけではありませんが、それでも事故や事件といったトラブルは毎日おきています。

そのために法整備や警察があるわけですが、今だとAIやセンシングによって大分抑制できるアプローチが確立してきました。

そういった技術を街に導入し進化した街を「スマートシティ」と呼ばれています。

 

 

easyparkgroup.com

ここは20の指標を元に世界中の大都市のスマートシティ度をランキングした結果を報告しています。嬉しいことに我が国の東京都も6位としてランクインしています。

とりわけ数値が高いのがスマートパーキングとWi-Fiの充実度ですね。車も持っていなくて京都市在住なので実感はないですが、東京のパーキングエリアって、かなり充実してるんですね。

個人的に気になったのが上位20をみても欧州の割合が高いところです。これは住宅方面と同じ現象ですね。今はアメリカが大分追い上げていますが、住宅性能や情報の透明化など、この住まいという方向性において欧州は長年高い評価を得てきました。スマートシティのレベルも高いのも、そういった背景が関係しているんでしょうね。

 

 

この中でも、個人的に面白いな!日本でも確立してほしいな!って思う事例について紹介していきます。全部紹介すると長いのでジャンルごとに分けていくことにします。今回はクリーンテクノロジー方面です。

クリーンテクノロジーは、エネルギー削減や自動車最適化によって大気汚染物質の削減を目的としているものです。

大気汚染物質を排出する主な原因は、自動車とエネルギー生成のための工場によって排出されているものです。これらの抑制のために情報技術を使っている事例を紹介します。

 

コペンハーゲンデンマーク

先のランキングで一位評価だったコペンハーゲン

 

街中にWi-Fiが設置されており、それを通じて自転車・自動車の位置情報を取得しています。位置情報を通じて渋滞の改善を行いトータルの自動車稼働時間の削減を行っています。あと、この位置情報を使って照明や信号機の消費電力も削減しているみたいです。人が来たら起動して、人がいなくなったらオフってな具合に。

それと、自転車の使用も推進していて移動の40%が自転車みたいです。たぶんシェアリングも盛んなんでしょうね。

 

シンガポール

readwrite.jp

先のランキングで2位になってましたね。

Smart Nation 2025というプロジェクトでスマートシティを作り上げています。

個人的にいいなと思ったのが「BeeLine Singapore」というシステムです。シンガポールはカメラを利用することで、街の各所にいる人の人間の現在地が把握できるようになってます。そのため、公共交通機関の最適化が可能になります。

日本だと完全に時間帯に依存していて多い少ないにかかわらずダイヤ通り動きますが、シンガポールだと間引くところは間引きエネルギーを削減しているようです。逆に人が足りていないような場所には率先して台数を増やすこともしているようです。移動する人数は同じでも上手く行けばエネルギーが削減できそうですね!

あと、収集している情報が情報なだけにセキュリティに対しても力入れているようです。

個人的に驚いたのがオープンデータの有償での提供です。実は日本でも起きてる問題なのですがオープンデータを公開するのはいいんですが技術利用が面倒な形式になっていることが多いんですね。シンガポールは有償にするこで、この問題を対処しようとしているようです。

 

 

 

 

今回は、クリーンテクノロジーを主とした事例を紹介してきましたが、スマートシティはコレ以外にも防災や防犯など様々なところに介入しているものが有ります。そこらの話は別の記事でまとめます!